シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

寝起きの「無」の時間は、瞑想に似ている

日曜日の記録。 目覚めのいい夫に起こされた。 慌てて起き上がったのでフラフラするし、目が半分しか開かないので、まずは歯を磨く。 歯ブラシをくわえたまま倒れると危険なので、椅子に座ってじっくりと磨く。 目を閉じたほうが感覚が冴えるのか、歯と歯茎…

11月23日の記録 夫と外食

実家から12日ぶりに戻る。 夫とフグ料理を食べに出かけた。 取引先の人に美味しいお店があると教えてもらい、コスパが最強だと聞いて、どうしても行きたくなったらしい。 土曜に予約を入れようとしたら満席で、「それなら23日で!気になってしかたないわ…

帰省中の記録 母の洗顔用袖カバーの話 他

帰省時のこと。 いつものように洗顔を済ませた後、母が訴えた。 なんか、ここ冷たいんだけど…… 見てみると、肘までたくし上げていた袖口が、ベタベタに濡れている。 気をつけて洗うよう言ったけれど、やっぱり毎回ベタベタになってしまう。 いっつもこうなる…

帰省中11月18日の記録 母の好むテレビ番組

帰省中。 母とリビングでテレビを観ている。 認知症になる前、母は映画やドラマが大好きだった。 特にハリウッド映画にハマっていて、レンタルビデオ屋に通い、その日に観た映画名、キャストなどを細かくノートに記録。 目のパッチリした濃ゆい顔立ちが好き…

帰省中の記録 名前と住所は忘れないでほしい

帰省中。 ここ数日の冷え込みが激しい。 実家では、この半年間エアコンを稼働しっぱなしだ。 今年は11月になっても夏日があって、でも朝晩はそれなりに寒い、というおかしな気候になっていて、衣服の調節が難しかった。 この寒暖差に母が臨機応変に対応で…

認知症の母に、家族のマイルールを押し付けない

昨晩11時半をまわった頃、母から電話がかかってきて驚いた。 寝る前にスマホを触っていて、履歴に残った私の番号を押してしまったみたい。 かけてきた母本人が、「今、お母さんがかけたの??」と慌てている。 スマホの画面を真っ暗にしたいと思って、いろ…

11月の蒸し暑い日

起きたら小雨が降っていて、カーテンを開けても部屋の中がどんより暗いので、ずっと照明をつけていた。 さっきから、ようやく青空がチラチラみえてきてホッとする。 照明のついた部屋から薄暗い空をみていると、なんとなく心細いような、もの悲しいような気…

「林哲司の世界」で80年代シティ・ポップの名曲に浸った夜

昨日、夫とコンサートに行ってきた。 「ザ・シティ・ポップ・クロニクル 林哲司の世界」 偶然観た番組で、最近ふたたび注目されている80年代シティ・ポップが特集されていた。 林さんは、松原みきさんが歌う「真夜中のドア」の作曲家ということで出演され…

見守りカメラで認知症母の遠距離介護をサポート 安心とプライバシー

母の遠距離介護に欠かせないものの一つ、見守りカメラ。 最初はリビングと寝室の2台だけだったけれど、廊下で倒れていたら、とか、階段を落ちたりしたら……に対応できるように、廊下と玄関にもカメラを設置した。 スマホのアプリを立ち上げると、4つの画面…

デニムのロングタイトスカートをZOZOでリベンジ注文

昨日の午後、ZOZOで注文していた物が届いた。 デニムのロングタイトスカートと、ネイビーの生地に細いストライプの入ったバンドカラーシャツ。 早速試着してみた。 うーん……どちらも可もなく不可もなくって感じ。 あえて言うなら、スカートは、想像していた…

遠距離介護の実家での断捨離中、思い出のスプーンと再会

帰省中のこと。 ちょうど燃えないゴミ出しの日と重なったのでチャンスだと思い、手つかずだったキッチンの収納扉を開いてみた。 (燃えないゴミの回収日は月に2回なので、捨てたくても、帰省の予定が合わないこともある) 実家の断捨離は、過去、母が足の手…

「娘がいないからかわいそう」と認知症の母に言われて、ちょっと複雑

帰省中のこと。 〇〇さん(私)は、娘がいないからかわいそうね 認知症になって、ある意味無邪気になった母に、よく言われるようになった。 この間は「赤ちゃんは?」と聞かれて、思わず笑ってしまった。 母は60代くらいで感覚が止まっているので、私が5…

認知症の母ができること、できないこと。決めつけはやめよう

数日前のこと。 ちょっと驚くことがあった。 その日、夜のお薬を飲んでもらおうとビデオ電話をかけた。 母はもう料理をしないので、夕方ヘルパーさんにお弁当を届けてもらい、家のお皿に移し替えてもらっている。 電話をかける前に見守りカメラで確認すると…