シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

ミシンレンタル体験記 オーバーシャツの肩幅詰めなど

週末、夫が不在だったので、かねてより気になっていたレンタルミシンを利用してみた。

別に夫の不在をねらわなくてもいいのだけど、ミシンを踏み出すとついつい集中してしまう。

心置きなくミシンと向き合うためにも、家事の負担のない日が望ましい。

 

ミシンのレンタルは初めてだったけど、口コミとかいろいろ読んで評判の良かった「ミシンレンタル屋さん」を利用。

mishin-rental.com

 

申し込みはとっても簡単だった。

会員登録をし、借りたい日を選ぶだけ。

機種も、家庭用ミシン、職業用ミシン、刺繡用、ロックミシンといろいろ選べて、3泊4日借りられ、ネットから延長もできる。

今回は、家庭用ミシンのブラザーPS202Xを選択した。

 

レンタル初日、ヤマトさんがミシンを届けてくれた。

箱を軽々と片手で抱える姿をみて、「えぇーー!さすが!」と思ったけれど、自分で箱から出してみてわかった。

最新のミシンは軽い!!

15年程前に買ったミシンは、当時最新機種だったはずだけど、とんでもなく重い。

腰を傷めないように気合を入れながら持ち上げる必要があるので、最近のミシンの軽さに驚いた。

 

 

 



 

今回の目的は、以前に購入したシャツの肩幅詰め。

私はオーバーサイズのシャツがあまり似合わないのだが、ジャストサイズのものは最近とても少ない。

生地が好きだったので購入したものの、身体が大きくみえてしまって、あまり着ていなかった。

40代に入ってから洋裁にドハマりし、文化服装学院の服装コース(通信)を3年かけて受講した。

何事も飽きっぽい私の唯一の趣味だと思うが、現在の住まいがものすごく狭いのでミシンを置く場所がなく、預けたままだ。

「直したいけど、手元にミシンないし……」と思っていたところ、レンタルミシンの存在を知り、さっそく手配してみたのだ。

洋裁の経験はあるものの、ミシンに触るのは久しぶりだし、機種が変われば「???」の連続。

説明書を読み、下糸、上糸と通して準備完了になるまでに、ずいぶん時間がかかった。

何より困ったのが、説明書の細かい文字が見えない!!

以前はクッキリハッキリ見えていた文字も、ミシン目も、なんにも見えない………

自分が順調に老化していることを、改めて実感。

夫のハズキルーペを借りて、なんとか乗り切ることにする。

 

ミシンを始めたら、ひたすら没頭……

届いたらすぐに縫えるように、あらかじめシャツの肩まわりと脇をほどいてアイロンをかけ、修正したサイズでしつけ縫いをするところまで済ませておいた。

ここまで準備するのが一番面倒くさかったりするのだけど、洋裁はとにかく準備が大切で、アイロンがけやしつけ縫いをきちんとするだけで、仕上がりが全然変わってくる。

最初はこわごわ縫っていたけれど、縫い進めるうちに、なんとなくカンも戻ってきた。

早く完成させたくて、お昼ご飯も立ったまま適当にすませ、またミシン……

1枚目のシャツのお直しが終わり、2枚目のシャツの袖付けが終わったところで、初日の作業を終了。

私の中では、袖付けが終われば、峠は越したようなものだ。

まばたきをあまりしていなかったのか、目がショボショボと真っ赤になって痛みがあり、しっかり開けていられない。

呼吸も浅くなっていたのか、頭もクラクラしている。

気力があっても、もう身体がついていかないのよね……

糸くずが散らかった部屋を片付け、ゆっくりとシャワーを浴びてようやくひと息ついた。

 

 

2日目は、前日にかなり頑張って進めていたおかげで、余裕を持って縫うことができた。

 

 

2枚目のシャツのお直しも終わり、他に気になっていたものをクローゼットから引っ張りだした。

 

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昨年買ったセントジェームスのボーダーシャツ、洗濯で縮むかと大きめサイズを選んだら、大きすぎた。

襟ぐりが広すぎてネックラインに沿わず、パカパカ浮いてしまう。

何度か洗濯してみたけど、思ったより縮まない。

(丈や身頃は若干縮んでも、襟ぐりってあまり変わらないのかも)

1枚では着られないし、重ね着するには身頃が中途半端なサイズ。

襟ぐりを直すのは初めてだし、失敗したら怖いな…とも思ったけど、このまま着ないでしまっておくほうがもったいない。

襟ぐりを詰めるのは、こちらの動画を参考にさせていただいた。

 

ネックラインを簡単に小さくする方法に関する縫製のヒント!

 

襟ぐりを左右3センチずつ詰めたら、ちょうどいい感じにネックラインに沿うようになり、肩の位置もその分上がったので「着られている感」がなくなった。

 

 

3日めは、普段着用の無印ボーダーシャツを。

(ボーダーとストライプが好きで、似たタイプが増えていく)

生地の感じとかサイズ感とかが好きで着やすいんだけど、着丈が長すぎるのか、部屋着感強めなところが気になっていた。

おしりは隠したいのでそのまま残し、前身頃だけカット。

前だけイン、みたいな雰囲気になり、ちょっとこなれた感じになった。

 

 

買った時は「まぁ、いいかな」と思っても、なんとなく身体に合わずに手が伸びなかった洋服たち。

今回思い立ってミシンをレンタルしたおかげで、これからは1軍で着ることが増えそうで嬉しい。

 

4日めは、最終日の24時までに配送業者に引き渡せば大丈夫。

延長が必要な時は、ネットから簡単に申し込むこともできるらしい。

値段はレンタルする機種にもよるけど、今回は補償サービスとフットローラーもつけて、往復の送料込みで5,450円。

シャツ2枚とボーダーシャツ2枚が復活したことを考えたら、高くはないと思う。

本体が軽くて持ち運びしやすかったこともよかったけど、最初のひと針からキッチリ糸調子が整っていること、下糸のからまりがなく、縫い終わりに生地がスムーズにミシンから離れてくれることにも感心。

ミシンも日々進化していることを知った3日間だった。

 

何より、久しぶりのミシンは楽しかった!

縫い上げていく時、鏡の前で試着しながら構想している時のワクワク感や、思い通りの形に仕上がった時の満足感。

洋裁の楽しさと充実感を、存分に味わった。

しばらく洋裁は無理だと思っていたけど、こんなに楽しめるならまた利用したい。

(2枚のシャツ、写真並べたら同じシャツに見える……)

 

 

 

 

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