このブログは、これまで「ですます調」で書いてきました。
こだわりがあったわけではありません。
以前書いていたブログを「ですます調」で書いていたので、その流れです。
いわゆる「お役立ちブログ」を目指していて、多くの人に読んでもらいたかったので、「目の前の人に丁寧に話しかけるつもりで」というセオリーに基づいて書いていました。
このブログのメインテーマは「母親の遠距離介護日記」という私と母の私的な内容です。
私にとって、母との備忘録でもあります。
個人的な記録なので「である調」でもいいのですが、やっぱり誰かに「聞いてほしい」という気持ちもあって、「ですます調」にしています。
「ですます調」は、内に入り込みすぎない、深刻になり過ぎないという面からも効果があるようです。
「認知症」というテーマは重いです。
できれば、避けて通りたかった病気です。
突然母に降りかかり、自分事になって、やっぱりどうしたって重く受け止めてしまうこともあります。
「人に聞いてもらう」形の「ですます調」で綴ることで、私自身も冷静になるし、客観的に、軽やかに受け止めることができます。
でも、母以外のことを書く時は、「ですます調」がしっくりこないというか、それがむしろ邪魔になることに気がつきました。
自分の日常のちょっとしたこと、感じたことを自由に書きたいとき、「である調」で書き進めたほうが、気楽で楽しいのです。
「まとまらなくてもいいからアウトプットしたい」という時の相手は自分です。
自分の感情を文字にして、自分で眺めて、確認しながら書きます。
そんな時に、文章を整えるのももどかしいですし。
「自分に向けて書くときは、公開しなきゃいいんじゃない?」の考えもよぎりましたが、「好きな時に好きなように書けばいい」から始めたブログなので、あえて区別する必要もないかな、と思います。
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時間が経って読み返す時には、書いた瞬間とまったく同じ自分ではなくなっているでしょうし。
恥ずかしくも新鮮な、しみじみとした気持ちで、その文章を楽しめるかもしれません。
ですので、日によって「ですます調」と「である調」が、とっ散らかったブログになっていくかと思います。
それもまた自分らしいかな、と思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。