シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

帰省中の記録と認知症母の迷惑電話対策

帰省中。

午前中、母を連れてかかりつけの病院へ。

介護認定更新のための主治医意見書の書類がケアマネージャーさんから届いていて、診察の後に、生活状況の確認と母への簡単な認知症テストがあった。

いつもは半年に一度大学病院で検査を受けているので、かかりつけの先生から質問されるのは初めて。

心の準備なく始まったテストに母はすっかりテンパってしまい、年号、日付はもちろん、わりに得意なはずの引き算の質問にもほとんど答えられない。

こういう光景は隣で何度も見ているけれど、「どうしよう、出てこない」「おかしいですよね」「ごめんなさい、先生」とオロオロしながら繰り返す母がかわいそうで切ない。

こういう時の母の気持ち、どんなんだろうと想像してみる。

パートの研修中、慣れない作業にテンパって、頭が真っ白になった時のことを思い出す。

ああいう時って、質問されればされるほど、ますます焦ってしまうんだよね。

できない自分が恥ずかしくて、自己嫌悪になる感じ。

つらいわー。母にイライラしそうになったら、その時のことを思い返そう。

 

もうね、いいんです。

令和がわからなくても、日付がわからなくても、引き算ができなくても。

ご飯が食べられて、夜ぐっすり眠れて、1人でトイレに行くことができて、私が次に帰るまで元気で機嫌よく待っててくれれば。

認知症は進むものだし、このままの生活は望めないのかもしれないけど、なんとかどうにかやっていけたらな。

 

母が認知症になってからの「困りごと」にはキリがない。

ひとつ解決したら、また次の「困りごと」。その繰り返しだ。

最近気になっていたのが、実家の固定電話のこと。

一応、非通知と県外、0120は着信拒否に設定できるようになっている。

ふだんは留守番電話にしていて、登録した番号以外の電話はとらないように伝えているし、「知らない番号はとらないこと!!」と貼り紙もしていたので、それで迷惑電話対策はとれていると思っていた。

でも、どうやら「知らない番号」もとってしまっているらしい。

 

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前回の帰省時、テーブルの上にメモがあり、母の字で会社名と番号が書いてあった。

嫌な予感がしてネットで調べたら、サプリメント会社だった。

思わず不安になり電話をかけて確認したところ、契約はしていなかったけれど、他にも怪しい電話を受けているのではないかと心配になってしまった。

いっそ固定電話をやめてしまえば……とも考えたけど、最近母がスマホを寝室に置きっぱなしにしてリビングに入ってしまうことが多くて、固定電話にかけることも多い。

緊急時の呼び出しのことを考えると、やめてしまうわけにはいかないだろう。

ケーブルプラス電話「迷惑電話自動ブロック」も検討してみたけれど、回線状況が悪いとつながらないこともあるとコメントでみて諦めた。

 

で、困った時のAmazonで探してみたところ「KOBAN電話録音機 防犯対策」なる機器を見つけた。

外線がかかると自動的に警告メッセージを読み上げてくれて、録音もしてくれる。

一定の防犯効果はあると思うし、何も対策しないよりは安心感がある。

 

 

外線がかかると黄色いランプがピカピカして母が気にするので、テープを貼った。

細かい操作はどっちにしてもできないので、あれこれいじらないように「触らないでください」も。

とりあえず、これで様子をみてみることにする。