シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

母の認知症のお薬の記録② メマリー5mgから10mgへ増量

母が認知症のお薬メマリーを開始して、ちょうどひと月になりました。

 

aoi50202204.hatenablog.com

 

眩暈・ふらつきなどの大きな副作用が見られなかったので、先週5mgから10mgに増量しています。

通常は2週間ごとに様子をみながら増量していくようですが、私の帰省のタイミングに合わせて、5mgを4週間飲んで様子をみていました。

 

メマリー10mgに増量して、まず心配なのは副作用です。

メマリーは特に、合わない人には強く副作用が出ると先生やヘルパーさんから聞いているので、私もつい神経質になってしまいます。

 

ビデオ通話でのこと。

フラフラしない?頭痛くない?吐き気とかしない?

そこまでのは、ないと思う……

 

電話の度に確認しているけれど、いまのところ眩暈、頭痛、吐き気などの症状は出ていないようです。

元気はあるようだし、会話も普段どおり、笑顔もあります。

だけど、ちょっと気になるのは、目つきが普段と違うかな……という感じ?

まぶたが重い感じというのか、目がしっかり、パッチリ開き切っていないように見えます。

目の輝きや力が、いつもよりも弱く感じるのが気になります。

母が調子のいい時は、本当にニッコリといい笑顔をみせるのだけれど、その笑顔がいつもより冴えない感じ。

 

『これは、メマリーの副作用の、傾眠とか活気がなくなる、に当てはまるんじゃないだろうか?これからますますひどくなったらどうしよう?』

 

母の「調子のいい時」を知り尽くしているので、少しの変化が気になってしまうのかもしれません。

ちょっと眠いとか怠いとか、私にもそういう体調の変化はあるので、すべてを薬の副作用に結び付けてしまうのも良くないのですが……

 

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私は子どもの頃から母の不調にとても敏感で、自分の気持ちや体調も、母にシンクロしてしまうようなところがあります。

母の様子を見守りながらも、あまり神経質にならないようにセーブすることも必要かもしれません。

 

肝心の、メマリーの効果についてですが、ひと月経ってみて正直わかりません。

認知症の薬に対してはもともと懐疑的というか、本当に必要なものなのか迷いながら母に飲ませている面もあります。

母のかかりつけの先生は押し付けタイプではなく、話もよく聞いてくれ、できるだけ薬を減量したいという私の話もきちんと聞いてくれます。

今回のメマリー増量に関しては、副作用を心配して迷う私の気持ちを察してか、

「中途半端な量をだらだら使っていても効果がないので、今回は増やして様子をみましょう」と、先生にしては珍しく、はっきりとした口調で言いました。

「どうします?」と言われたら、きっと迷ってしまったと思います。

 

12月には大学病院に行って、心理検査をすることになっています。

一番の目的は、遠距離介護を続けながら、母が1人で在宅で暮らしていけること。

どうかこのまま大きな副作用がなく、進行が抑えられることを願います。