シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

杉山清貴沼にハマってしまって

もう自分でもどうしちゃったのかと思うくらいに、ハマってしまった。

元々オメガ時代にファンだった夫に誘われて行ったライブだったのに、私のほうがドハマりしてしまった。

 

きっかけは昨年11月に行った「林哲司の世界 ザ・シティ・ポップ・クロニクル」だ。

aoi50202204.hatenablog.com

 

寺尾聡、稲垣潤一佐藤竹善、杏里、菊池桃子松本伊代らと一緒に、杉山清貴&オメガトライブも出演していた。

曲はもちろん知っていたけれど、盛んにテレビ出演していた頃、私はまだ中学生。

サングラスをかけて歌う姿や曲の雰囲気は大人びていて、子どもの私にはそれほど刺さらなかった。

甘くて伸びやかな声で繰り返されるサビの部分だけが、記憶に残っている。

気がついたらカルロス・トシキ&オメガトライブになっていたし、そのうち杉山さんはハワイに行ったこともあってか、あまり目にする機会がなかった。

だから、本当に失礼ながら(今となっては悔やまれるのだけど)私の中で杉山清貴さんは「あの人は今」の位置づけにいたと思う。

この時のライブで生歌を聴いた瞬間、そんな自分の認識が間違っていたことを知る。

 

本当に、鳥肌が立った。

隣にいた夫(学生時代にオメガファン)も同じだったらしい。

度肝を抜かれる、とはああいうことかもしれない。

声量も、声の伸びやかさも艶も本当にすごくて、私の中の「歌の上手い人」の記憶よりもずっとずっと良かった。

若い頃のシュッとしたイメージしか知らないから、がっちりと体格の良くなった姿だけをみたら分からなかったと思う。

でも歌い出したら、声は若い頃の甘くて綺麗なまま、渋みやパワーがさらに増していた。

その時の感動を、うまく文章にできないのがもどかしい。

とにかく、すごかった!!

60代であの歌声、信じられない。

 

杉山清貴、すごかったね~」と帰り道に夫と何度も同じ会話になり、興奮が冷めないまま2月行われたアコースティックソロツアーを予約。

『ライブに行くならもっと知っておかないと!』と、40年の空白を埋めるべくYouTubeを観始めたあたりから、沼にハマっていく。

 

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で、アコースティックソロツアーで再び感動。

「やっぱりオメガライブも行きたいよね!」となり、先週ついに杉山清貴&オメガトライブ40周年ツアーに。

ライブ、素晴らしかった!楽しかった!

オメガトライブツアーとしては40周年でひと区切り、のようなこともインタビューに載っていたので、今回こうして足を運べたのは本当に幸運だったと思う。

 

ここ数か月で3度も杉山清貴さんの生歌を聴いたら、それはもう、夢中になってしまうのは自然な流れだと思う。

本当ににわかで申し訳ないけれど、毎日「杉山清貴漬け」になっていて夫にも呆れられている。

40年ずっとリアルタイムで杉山さんの歌を聴き続けてきて応援してきた人達はすごいな、と思う。

羨ましいな、とも思う。

どうして今まで気がつかないできちゃったのかな、と思う。

 

YouTubeで観る昔の姿や声も素敵だけれど、断然、今の杉山さんの年齢を重ねた姿や歌声が好きだ。

あんなにカッコいい60代が存在しているとは思わなかった。

会話の中の語り口調や声も、すごく穏やかで優しくて、癒される。

サングラスをかけた姿もいいけれど、外して歌っている時の表情がとても素敵で、YouTubeでもサングラスなしの動画を探してしまう。

気持ちよさそうに歌う姿を見ているだけで、こちらも幸せホルモンがあふれるようだ。

身体の中を爽やかな風が吹き抜けていくような、キラキラした空気に包まれるような、そんな感覚になる。

 

誰かにこんなに夢中になる感覚、本当に久しぶりだ。

ワクワク(って死語なのかな)するような、切ないような、なんとも言えない感じ。

夢中になれる対象があるって、毎日に張りが出ていいね。

またライブに行こう、それまで頑張ろう、って気持ちになります。