最近、そう動いたわけでもないのに、ドキドキ、ハァハァしている自分に気づく(変な意味ではありません)。
息苦しい感じというか、動悸というか。
「なんか病気かも?」と思い、先日は病院で心電図もとったけれど、異常なしだった。
更年期症状、なのかもしれない。
すぐに緊張するというか、ちょっとテンパると血圧が上がるので、オルメサルタンという薬をお守りのように持っている。
「自宅で測って、150超えてくるようなら飲んでくださいね」と言われていて、測ってみたら超えていた。
こういう時は、呼吸も浅くなっているのが分かる。
焦って何度も測るとますます上がってしまうので、血圧計を片づけ、薬を飲んで、深呼吸する。
夫が名古屋出張に行って、味噌煮込みうどんの素を買ってきた。
夫の希望の具材の中に「海老天」があって、近所のまいばすけっとに「海老天あったかな…」と思いながら行ったけれど、やっぱりなかった。
週末だけ行くライフにならあるだろうと思ったが、ちょっと距離があるので、この猛暑の中そんなに歩きたくない。
行きはともかく、帰りに日傘をさしながら、重たい買い物袋を手にぶらさげて歩くには、躊躇する距離だ。
ちょっとひらめいて、『コンビニで海老天そば買って、私がお昼にそばだけ食べとくから、その海老天入れたら?』とメッセージを送ったら、「えーよ、そこまでしなくて。帰りにどっか寄るわ」と返事が来た。
こういう時、私ならすぐに海老天をあきらめるのだけれど、夫は食べたいものを食べることに労力を惜しまない。
妙に感心して、海老天探しから解放されたことに安堵した。
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夜、スーパームーンの写真を撮りたくなり、ジムから帰ってきた夫を誘って外にでる。
すぐにでもビールを飲みたいはずの夫は嫌がるかと思ったが、意外とすんなりついてきてくれた。
大通りまで出て月を探したが、霞んでいて、ぼんやりとした光しか見えなかった。
「今日はあかんわ。もうあきらめようや」と夫は言ったけれど、私は「雲が少しかかってるだけだから、しばらく待ったら見えるかもしれない」と粘った。
そばのファミマに行き、夫のマルエフビールと私の氷結無糖レモンを買って、スタンドで飲んだ。
コンビニでチューハイを立ち飲みしたのは初めてだ。
空きっ腹に急いで飲んだので、コンビニを出た時、すでに身体がフワフワしていて気持ちよかった。
15分後も、やっぱりスーパームーンは霞んでいた。
「あかんわ。帰ってご飯食べようや」あきらめて、部屋に戻った。
夫が買ってきた海老天は、食品サンプルのように立派だった。
味噌煮込みうどんにのせた海老天を箸で引き上げたら、お汁を吸い過ぎた衣がスルスルストンと綺麗に脱げてしまい、びっくりするくらい細長い、ひょろっとした海老が姿を現した。
「これをあんなに太らせるの、すごくない??」「ほぼ衣やん」と夫と言いながらも、美味しくいただいた。
後片付けの終わった、夜10時半。
あきらめきれずにもう一度、外に出る。
期待しながら空を探したけれど、スーパームーンはやっぱり霞の中だった。
夜になっても蒸し暑かったけれど、信号待ちで地下鉄の階段の前に立ったら、そこだけ別世界のように冷気が漂っていて驚いた。
同じく冷気を感じたらしい夫に「地下鉄の階段下りて渡ろう」と提案されたが、酔った身で階段を上り下りするほうがしんどそうなので断った。
期待していたようなスーパームーンは見れなかったけれど、楽しい夜だった。