半年程前から、安否確認のために、リビングと母の寝室に見守りカメラを置いています。
(その後、廊下と玄関にも設置し、計4台で母の動線を追っています)
Wi-Fiがつながること、コンセントがそばにあることが必須条件です。
置ける場所に制限がありますが、リビングと寝室での母の様子が、瞬時に確認できるようになりました。
緊急時に対する安心材料になったのはいうまでもなく、部屋の様子や母の動きも確認できるので、ビデオ通話での声がけの時にも、大いに役立ってくれています。
歯磨きの時、お薬ポケットからお薬を取り出してもらう時、母がウロウロ迷うような動きをみせた時、
お母さん、そっちじゃなくて、右の方向よ
椅子の上に、〇〇が置いてあるよ
こんな風にわかりやすく声がけできるので、スマホの小さな画面越しで思うように通じないストレスが、かなり緩和されました。
半面、常に母の様子を確認できることで、一日中母が気になって仕方がない、という現象も起こるようになりました。
離れていても、アプリを立ち上げるだけで簡単に母の姿が見えるのですから、当然といえば当然です。
私自身があまり神経質になってもしんどいだけですし、度が過ぎた監視になってもいけないので、姿が確認できたら、なるべく早めに画面を消すようにしています。
でも時々、カメラの中に映る母の姿に見入ってしまう時があります。
大抵はテーブルの定位置に座り、ぼんやりとテレビを見つめているのですが、表情が微笑んでいたり、美味しそうに何か食べていたりすると、なんだかすごく安心するのです。
画面の向こうの小さな母がとても愛しく、すぐにでもそばに行ってあげたいような、切ない気持ちになるのです。
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