シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

認知症あり母の記録と雑談 2023年7月12日 

母の記録

昨日の母。

午後1時をまわった頃、見守りカメラをのぞいてみる。

ヘルパーさんが持ってきたお弁当を、食べている様子はない。

テーブルの真ん中に、白いキッチンペーパーに覆われたものが映っている。

私も自分のお昼(夫のお弁当に入れた残り物とアメリカンドッグ)を用意し、母にビデオ電話。

いつものように「このお弁当は、お母さんのじゃないの」という母に説明、説得、懇願する。

「私もこっちでお昼食べるから、こうやって話しながら一緒に食べようよ」

 

渋々、といった感じで、電話の向こうでようやく食べ始めてくれる。

ご飯も、着がえも、こちらがお願いしたことをすんなり、というわけにはいかない。

こちらの思う通りにいかないのは、子育ても同じなんだろうか。

 

私は子育てをしていないので、世の中のお母さん達より気楽に生きてきた面はあるだろうけど、その分、少しは苦労しろと神様に言われているのだろうか。

それでも遠距離だから、母から離れている時間も多い。

四六時中、在宅で介護している人は本当に大変だと思う。

この先は、私達もどうなっていくのかまるで分らないけれど。

 

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夜8時頃。

カメラをみると、母が外出用の帽子をかぶってリビングに座っている。

外に出たいのだろうか。

私や兄がいる時は、一緒に散歩に行く。

1人の時も、玄関まわりや家の敷地内を、まわったりしているようだ。

転倒や徘徊が心配なので、なるべく家の中にいてほしい。

でも母だって、やっぱり外には出たいだろうし、気分転換にもなるだろう。

 

帽子をかぶってポツンと椅子に座っている母をカメラごしに眺めていると、涙が出そうだ。

ビデオ電話をかけた。

 

私「何してたの?テレビつけたら?」

母「テレビはさっき消したの。お母さん、ちょっと外行こうと思って」

私「お母さん、どんなニュースがあるか分からないから、テレビはつけておいたほうがいいよ。大事なニュースが入るかもしれないし」

 

音もしない部屋で、母が1人ぼんやりしているのが心配で、私はテレビを入れてもらうようにお願いする。

どんな番組でも、少しは刺激になるかもしれない。

ブツブツ言いながらも、リモコンをとってテレビを入れてくれた。

ちょうどNHKの歌番組をやっていて、母も顔が分かる俳優さんが出ていた。

ありがたいことに、テレビに意識が向いたようだ。

 

「お母さん、外行こうかと思ってたけど、遅いし、もうやめとく」

 

良かった。ひと安心。

 

夜は23時半頃までリビングでうたた寝していた。

 

ちょっと雑談

今日、夫が一泊出張に出かけた。

お昼、メッセージがくる。

 

「靴下、〇〇(私)のやわ、小さい」

 

どうやら洗濯物を片づける時に、間違って私の黒いショートソックスを、夫用の引き出しに入れてしまったらしい。

23-25サイズなので、26.5の夫にもギリギリ履けたのだろう。

私のソックスを履いて出張先を歩いていると思うと、なんだかホッコリして笑ってしまった。

爪先、痛くならないといいけれど。

 

追記

 

その後、夫から再びメッセージが届いた。

 

「明日の靴下に履き替えた。こっちで靴下買う」

 

やっぱり痛かったらしい。

 

今日のおやつ

今日のおやつはセブンの「ひとくちチーズケーキ」

糖質も16.4gだから、罪悪感も少ない。

 

 

しっかり冷やして食べると美味しい。濃厚です。

 

 

 

カメラをみると、母もヨーグルト?らしきものを食べている様子。

いまからビデオ電話してみまーす。