ここ数日、母の食欲がありません。
お弁当が届いた頃を見計らってカメラで確認するのですが、食べている様子がありません。
ビデオ電話をかけて聞いてみます。
私「お弁当届いたよね?食べないの?」
母「お弁当って…?あぁ、これかしらね」
私「それお母さんの分だからね、ちゃんと食べなきゃ」
母「でも…食べたくないの」
母の「食べたくないの」を聞くと、『あー、困ったな』という気持ちになります。
初めてのことではなく、割と頻繁にあることだからです。
母にはサイクルがあって、過食の時期と拒食の時期が交互にやってきます。
私なりに、思いつく限り原因を考えます。
■考えられる要因■
こんな時困るのは、母本人に質問しても、あまり正確な情報が得られないことです。
体調についてたずねたり、お通じについて聞いてみても、きっと本人も覚えていないのでしょう、明らかに適当な返事しか返ってきません。
その場その場で、記憶があやふやな部分を取り繕って答えてしまうからです。
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こちらのほうで、母の言動から推測するしかありません。
心配なのは、食事拒否の時期が長く続いて栄養不足になると、母の体重も落ちてしまうことです。
そういう時はたいてい水分も摂っていないことが多いので、脱水症状を起こすのも心配です。
母をみていると、体調の変化が、認知症の進行に強く影響が出るような気がするからです。
何度聞いても、母の「食べたくないの」には焦りと困惑、不安を感じます。
原因が何にせよ、「食べたくないから食べない」という母を放置するわけにもいきません。
遠距離の時には、お弁当が届いたタイミングをみてビデオ通話しています。
声かけをして、ほんの少しずつでも食べてもらうようにしています。
こんな時、こちらがイライラして怒ってしまうと逆効果になります。
母も不穏になってしまって情緒不安定の様子になり、余計に食べてもらえません。
小さいこどもに言うように、「お薬が飲めないから、一口だけでも食べてみよう」とか「全部は食べなくてもいいんだから」と、なるべく優しく声かけするように気をつけています。
(電話を切ったあとは、私もグッタリしてしまいますが……)
栄養が足りなくて身体が弱ったり、認知症が進んでしまうことも怖いので、高齢者向けの栄養ジュースを飲んでもらったりもします。
あれこれやってみても、母が頑なに「食べたくないの」と言い続ける時は、一旦あきらめて様子をみます。
そんなこんなしているうちに、いつの間にか過食の方向にシフトしていくのがパターンです。
今回も、かかりつけ医の先生にも相談しながら様子をみたいと思います。
少し前まで過食気味で、母の体重が増えてきていたので、それがせめてもの救いです。
以前、食欲不振の原因が「便秘」だったんだろうと思われる出来事がありましたが、また別の機会に書こうと思います。
早く、母の食欲が戻った姿がみたいです……
・食事拒否しても、声かけすれば食べてくれることも
・食事拒否が続く時は、母の言動から原因を探ろう
・こちらが神経質にならずに待つことも大事
・果物と栄養ドリンクは在庫を切らさず常に置いておく