シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

認知症母の熱中症対策にスマートリモコン

母がエアコンを使えなくなりました。

この間まで自分で操作していたのに、ほんの3ケ月ほどの間に忘れてしまったようです。

リモコン操作というより、エアコンの存在そのものを忘れてしまったみたいで、

説明しても「よくわからない」と言います。

認知症が急に進んでしまった気がして、不安と切なさがこみ上げます。

おまけに「なんだか危ないから」と、

勝手にコンセントを抜いてしまっていました。

高い場所にあるコンセントに、椅子を踏み台にして手を伸ばして……

想像すると、ぞっとします。

ただでさえ足が悪くふらついている母なのに、椅子から落ちていたら大惨事です。

そのことを知ったときは、思わず激高して母を叱ってしまいました。

 

エアコンが使えなくなって怖いのは、やっぱり熱中症です。

熱中症自体ももちろん怖いですし、軽い脱水症状でも認知症が悪化するらしいのです。

実際に急に気温が上がった6月頃から、母の症状が進んだ気がします。

 

どうしたらいいのか悩みました。

手っ取り早いのは、エアコンを買い替えること。

最新型なら、タイマー機能(時計が内蔵されているもの)やスマホから遠隔操作ができる機能もついています。

でも注文や設置までのことを考えると、すぐには対応できません。

いろいろ調べた結果、Amazonでスマートリモコンを購入、設置しました。

 

 

 

私のスマホにアプリをダウンロードし、実家のエアコンとリンクさせます。

15年以上前の古いエアコンなので心配しましたが、ちゃんとリンクしてくれました。

(*赤外線対応のエアコンであること、Wi-Fi環境があることが条件になります)

県外の自宅からでも、スマホで実家のリビングのエアコン操作ができるようになりました。

これ、本当に、本当にありがたい!!

 

温度や湿度を検知するセンサーもついているので、アプリをみれば部屋の環境がどうなっているか確認もできます。

1台設置すれば、同じ部屋のテレビや照明のリモコンとしても利用できます。

これで、当面の間は安心していられます。