シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

なんてことなく過ぎようとしている0928の記録

13時15分。

バタバタしているうちに、午前中が終わってしまった。

 

今朝も、夫に起こされ起床。

起こされる時の私の顔は「すごい苦しそうに見える」らしい。

「起こされるのが、嫌で嫌でたまらんって感じやな」と夫。

1人だったら何度もタイマーを鳴らして、ウトウト、ゴロゴロしながら、少しづつ身体を慣らして覚醒していくのが私本来の起き方だから、無意識に、嫌だー、苦しいーと思っているのかもしれない。

朝が弱いのは体質だから仕方ないとしても、その日に夫に見せる初めての顔なのだから、もう少しいい表情でいたいのだけど。

ちゃんと朝が来たということは、感謝すべきことだし。

 

今日の夫のお弁当は、肉巻き、エリンギのバター炒め、目玉焼き。

そんなに料理が好きなわけではないから、お弁当づくりは億劫な時もある。

でも、作り出せばそれなりに楽しい気持ちになって、詰めた後に写真を撮ったりする。

ここ数日は肉巻きがマイブームで、昨日は大葉とオクラ、今日は大葉とチーズとにんじんを巻いた。

いつもは卵焼きにするけれど、夫の希望でごはんの上に目玉焼きを。

「たまには、変えてや」

と言われたが、毎日卵焼きでいいと言ったのは夫だ。

毎日でも飽きないくらい卵焼きが大好きなのだと思っていたけれど、そういうわけでもなかった。

これからは、卵焼き、目玉焼き、スクランブルエッグとまわしていこうか。

 

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夫が出た後、洗い物をすませ、洗濯機をまわしながら、母にビデオ通話。

昨日は歯磨きの声かけをしなかったので、今日は歯磨きからしっかり。

栄養ジュース、バナナ、服薬用のお水、薬をそれぞれテーブルにセットしてもらうまで、それなりの時間がかかる。

薬を飲むのを見届けるまでは、母の気が他にそれてしまわないように、余計なことは言わないようにする。

母が無事に薬を飲み終えると、ようやく安心する。

その薬が母の認知症にどれだけ効いているのかは分からないし、「薬の効果より副作用のほうがこわい。薬なんて意味があるのか」と思ったこともある。

でも今は、毎日きちんと飲んでもらうことが、私の中の安心と、かすかな希望につながっている。

母自身が決められない以上、何が母にとって一番いいのかは答えが出るはずもないのだし、そう考えたら、娘の私が安心できる方法を選んでいくしかないよね、と思う。

「〇〇さんの決めたことなら、お母さんはそれでいい」と母は言うし。

決めることと責任はセットだからしんどいけど、他に決めてくれる人がいないのだから仕方がない。

もしかしら「母をちゃんとフォローしている」という私の自己満足なのかもしれないけれど、そんなことは言い出したらキリがない。

 

午前中は、セブンイレブンまいばすけっと、マツキヨに行った。

セブンイレブンには、書類のスキャンをしに行った。

うちには今プリンターがないので、たまに印刷したい時はセブンのネットプリントを活用している。

今日はメールに書類を添付する必要があって、はじめてスキャンを使ってみた。

画面の指示どおりに進めて、スマホにデータを転送。

無事に、書類を添付して送ることができた。

コンビニスキャンは今まで使ったことがなかったけれど、こんなに便利なものだとは知らなかった。

今度引っ越す時に、近くにセブンがなかったらどうしようかと思うくらい、今はセブンに頼り切っている。

 

書類を置きに一度家に戻り、食材の買い出しへ。

事前にスマホにしっかりメモしておいたのに、そのスマホを忘れる。

夕飯のメニュー、オムライスと、夫が選んだ「リュウジのじゃがいもとチーズのガレット」の材料を思い出しながら、とりあえずカゴへ。

最近の夫はリュウジレシピにハマっていて、お酒のおつまみにちょうどいいのだとリクエストが続いている。

ベビースターラーメンを使うとあったけれど、まいばすけっとにあった小袋は「3倍激辛!」しかなかった。

そんな辛いものは、ガレットに入れたくない。

仕方なく、6袋セットの「ピリ辛コンソメ」を選んだけれど、みんなどんだけ辛いものが好きなのだろう。

帰ってきたら、マーガリンを買い忘れていた。

今日の夕飯には関係なかったものなので、とりあえずセーフ。

 

16時20分。

日が落ちるのが早くなって寂しいけれど、この時間はまだ明るくてホッとする。

そろそろ洗濯物を取り込んで、夕飯の準備をして、母に夜の薬の電話。

雑事をこなしただけで、何も「これ」ということをやっていないのに1日が早すぎて、こんなんでいいのかと思う。

自分以外の人は、もっと仕事やら子育てやら、もっとしっかり頑張っているような気がしてならないし、実際そうだろうし、私はこんな感じで1日が過ぎていっていいのかと思う。

思うけれど、そろそろこのパソコンも閉じて動かなきゃいけない時間だし、結局この繰り返し、そしてまた明日へ。