シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

認知症の母の暑さ寒さの管理がむずかしい

ここ数日、夫が在宅勤務だったり連休があったりして、2人で行動する時間が多かった。

夫と一緒だと、どうしても意識や行動が夫に引っ張られる感じになるので、今日は久しぶりに自分のペースで好きなように動いた。

何か作業をしていても、気の向くままに他のことに手をつけてしまったりして、家事をすませるのにえらく時間がかかった。

 

洗濯機を回す間、母にビデオ通話をかけた。

iPhoneFacetime、同時に母の動きが見えるようにiPadで見守りカメラを立ち上げたけれど、今日はWi-Fiの通信状態がすごく悪かった。

母の動きがカクカクとコマ送りのようになっていて、自分の声がちゃんと伝わっているか不安でもどかしく、母の声と自分の声がかぶさって、同じ声かけを何度もくり返してしまった。

画面の中の母が、スローモーションのようにゆっくり動いていたかと思うと、急に瞬間移動していたりして、ちょっと笑えた。

 

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朝から曇っていて洗濯物を外に干そうかどうか迷い、天気予報を確認しようとスマホをとったのだけど、その瞬間に、洗濯物のことも天気のことも、頭から飛んだらしい。

気がついたらAmazonで「靴下 薄手 くるぶし レディース」を打ち込んでいて、延々と画面をスクロールしていた。

夏の間フットカバーを履いていたけれど、急に気温が下がって、足の甲や足首に冷えを感じるようになった。

雑誌だと冬でも甲をみせていることが多くて、抜け感があってかっこいいーとは思うけれど、やっぱり寒そうだ。

かといって靴下を履くには、ちょっと気持ちが追いついていない。

季節の変わり目、特に寒暖の差がはげしい今年は、下着や靴下まで、なにをどう切り替えていいのか悩んでしまう。

洗濯物は、Yahoo!天気では曇りのち晴れになっていたので、外に干した。

 

お昼は、一昨日つくったおでんの残りを。

おでんは出汁やら下ごしらえなんかが億劫で、夫に「おでん希望」と言われた瞬間は毎回テンションが下がってしまうのだけど、火にかけてしまえばこっちのものだ。

待てば待つほど美味しくなるし、作った翌日や翌々日まで楽しめる。

残っていたのは、煮崩れしてホロホロになったじゃがいも、大根、タコ、こんにゃく。

出汁がしみこんでいて本当に美味しい。

残った出汁がもったいないので、ご飯を入れて、とろとろの雑炊に。

最後の一滴まで残すことなく食べ切って、満足した。

 

もう冬に向けて気持ちが動き出していたのに、来週は再び25度まで気温が上がるようだ。

そうなると、母のことが気になる。

今年の猛暑は、エアコンのタイマー設定とアプリでの遠隔操作で、実家の室温を管理しながら乗り切った。

10月に入って、ようやく冷房が必要なくなった。

寒暖差に合わせて衣服でこまめに調整すればいいのだけれど、今の母にそんな器用なことはできない。

リビングに置いたハンガーラックに長袖のシャツなんかも置いてあるので、余程寒ければ、自分で羽織るくらいはできると思う。

でも、歳のせいか認知症のせいか、温度変化に鈍感になっているようだ。

極端に暑いとか、寒いとかが、認知症の悪化につながるような気がして、これからやってくる冬に警戒してしまう。

私のいる関東と実家の地域では天気も気温も違うので、母が私と同じように暑さ寒さを感じているのかもわからない。

電気代のことを考えるともったいない気もするが、とりあえずエアコンを「自動ーエコ設定」にしておく。

外の気温に合わせて、夏だと27度、冬だと23度くらいに保ってくれるらしい。

 

足の悪い母は1人で靴下が履けないので、今も裸足にスリッパのままだ。

裸足でも寒くないように、内側がモコモコになった、温かいスリッパを用意したほうがいいかもしれない。

一時期痩せていた頃よりお腹まわりが大きくなってきたので、ゆったりしたサイズのタートルやフリースもユニクロで注文せねば。

その前に、母のこれまでの衣服を一度整理したほうがいいかな。

 

今月も実家に帰省して、2週間ほど過ごす予定だ。

次は11月になるから、エアコンの設定やら母の衣服の衣替やら、ちょっと早いけれど冬支度をしてこようと思う。

 

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