さっきからパソコンを開いているけれど、気が散漫になっていてまとまらない。
下書きにはいくつもタイトルが並んでいて、そこから一つ選んで書けばいいのだけれど、書いてあるのはタイトルだけで、本文は真っ白だ。
ついこの間母のところから帰ってきたばかりで、私の中で少し「母疲れ」をしているのか、単に眠いだけなのか分からないけれど、それらについて文章を書き出すパワーがない。
だけど、何かしら手を動かしたい気分ではあるので、こうやって思いつくままに、キーボードを打っている。
昨日の日曜日は、夫と東京駅周辺をウロウロした。
久しぶりにカラっと気持ちのよい朝だったので、私の運動不足の解消も兼ねて、散歩がてら外に出た。
東京駅に行くときはいつも電車だけれど、昨日はバスを使った。
途中何台も「はとバス」とすれ違ったけれど、外国人観光客でいっぱいだった。
バスツアーは魅力的だけれど、疲れそうな気がしてしまうし、トイレも心配だ。
家では意識することのないトイレなのに、緊張するのか外ではしょっちゅうトイレを探してしまう。
調べてみたら、レインボーブリッジと東京ゲートブリッジをまわる1時間ほどの夜景コースもあるようで、これならトイレの心配なく乗れるかもしれない。
東京にいる間に、一度は乗りたい。
忘れないように、はとバスのツアーページを夫に送信しておいた。
終点の八重洲口で下りて、丸の内中央から皇居方面へ。
ここを歩いたのは2年ぶりかも。
観光客も増えてすごい数の人がいるけれど、広場も道路も広いので、解放感がある。
まだ10時になる前で気温も高くなく、時々風も吹いていて気持ちがよかった。
皇居周りはランニングをする人達でいっぱいだった。
歩くだけでも疲れてしまうのに、走るって本当にすごい。
私の知らない、ものすごい高揚感とか達成感とかあるんだろうなと思う。
そこに到達した人は、もう抜けられないくらいハマってしまうんだろう。
夫が夕飯にお肉を焼いて食べたいというので、そのまま歩いて新橋の「肉のハナマサ」へ向かう。
途中で夫がグラスを買いたいというので(夫が洗い物をしていて、ビールグラスを割ってしまったらしい)銀座の無印へ寄ろうとしたら、リニューアルなのか閉まっていた。
「ここ目的じゃなくて良かったね」と夫と言いあいながら、また歩く。
夫が急にデパートの中に入っていくので、あわてて後をついていったら、すぐにまた出口に向かって歩いていく。
「何してんの??」と聞いたら、「デパートの入口って、いい匂いするやん」と言う。
確かに。
デパートの入口には、高級感あふれる香りが漂っている。
香りに誘われて、雰囲気だけ、味わいたかったらしい。
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気候がいいとはいえ、ずっと歩き通しはしんどくて、段々と無口になる。
すぐ足が痛くなるので、長く歩くことが得意ではない。
身体のわりに足が小さく、偏平足、外反母趾と、「歩くのが苦手」な言い訳はいくつも思い浮かぶ。
「肉のハナマサ」で夕飯用のお肉を買い、新橋からは電車に乗って帰った。
お肉を選ぶ時も、夫はあーだこーだと散々迷っていたが、疲れ切っていた私にはどれも同じに見えた。
スマホのデータをみたら、10,130歩になっていた。
散歩にしては上出来だけれど、続けないと意味がないよね。
昼食後は、力尽きてしばらく昼寝。
夫は行儀よく30分程で目を覚ますのだが、私は放っておくといつまでも眠ってしまう。
夫に起こされ、フラフラしながらも起き上がって、3時のコーヒーを淹れて飲んだ。
夕方、夫がジムに行き、私は夕飯の支度。
その間に、母とビデオ通話をしながら洗濯物をたたむ。
母は日付が分からなくなっていて、来月の帰省の予定を頭に入れることができない。
張り紙をしても、私が促すまで、その存在に気がつかないようだ。
毎日「いつ来てくれるのー?」と聞かれ、一緒に張り紙を読み上げるのにも慣れてきた。
何事も、慣れてくる。
慣れてくるけれど、次々と、新たな、想定外のことが起こることも忘れてはならない。
その時に、どれだけ対応できるか、否か。
夫希望のポテトサラダを作り、私は気になっていたエリンギのバターソテーを試した。
NHKのトリセツショーに出ていたレシピだ。
エリンギをバターでカリカリに焼くだけのシンプルなものだけれど、シャキシャキ、コリコリと噛み応えがあって、とても美味しかった。
ずっとエリンギを迷いながら切っていたけれど、この特集のおかげで美味しいエリンギの切り方を学ぶことができた。
夫が迷って選んだお肉はオーストラリア産のヒレ肉で、フライパンで焼いた後にホイルで包んで熱を通してから食べたけれど、お値段そこそこな割にとても柔らかくて美味しかった。
夫は「また新橋行って買わなあかんな!」と言っていたけれど、近所のハナマサにもあるんじゃないだろうか。
なんてことない日曜日だったけれど、こうして思い返してみると、楽しい、いい1日だった。
ありがとうございます。