シャツがとにかく大好きで、ほぼ一年を通して着ています。
買い物に行っても、目がいくのは、とにかくシャツ、シャツ、シャツ。
体型や自分の顔立ちに合うというのもあるけれど、ほぼジーンズか黒パンツしか履かないので、「とりあえずシャツを着ておけば、どうにかなる」という万能な感じも好きです。
シャツを選ぶ基準は決まっていて、長袖、寒色系、カラーはボタンダウンかバンドカラー。
骨格診断だと(多分)ストレート体型で、首の付け根が太く肩幅が広いので、レギュラーカラーのシャツだと、襟が横に大きくガバッと開いてしまいます。
首が短いので詰まったような感じもある。
かといって、ボタンをもう1個開けて襟抜きすると、胸の位置が高いこともあってか、すごくだらしなく見えてしまう。
そんなわけで、襟の開きを気にせずに着られる「ボタンダウンかバンドカラー」ばかり選ぶようになりました。
でも、形とか生地の感じとかがすごく好きなのにバンドカラーじゃない、ということは当然あります。
このネイビーのシャツがそうでした。
綺麗な透け感のあるコットンローンのシャツで、どうしても欲しくなって購入し、レギュラーカラーのまま3回くらいは着ました。
このままでも悪くはないかな……と思ったのだけど、外出先で鏡を見たときの顔まわりの印象が、やっぱりちょっとしっくりきませんでした。
そこで、襟を外してバンドカラーにすることにしました。
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ミシンがあれば手早くできるのですが、今住んでいるところにはミシンを持ってきていません。
今回は手縫いで行いました。
手縫いでも、ほどく作業から縫い上げるまで、1時間くらいでできます。
シャツには、襟の土台になっている台襟付きカラーと、台襟がなく直接身頃(胴の部分)に襟が付いているものの2つのタイプがあります。
台襟の付いたタイプなら、襟だけを外してしまえばバンドカラーになります。
まずは、台襟から襟を外していきます。
リッパーがあると便利です。
生地と糸が同色なので、老眼にはつらいです。
夫のハズキルーペをかけて、慎重に糸を切っていきます。
「あれ?どこの糸を切ればいいの?」となる瞬間もありますが、生地を傷めないように優しく引っ張ってみると、生地と生地をつないでいる糸目が出てきます。
趣味で洋裁を少しやっていた時期があるのですが、意外に「ほどく作業」って多いです。
ミシンで失敗することも多かったのですが、「ほどく」という面倒な作業を億劫がらず、最後までいかに丁寧にほどけるかで、仕上がりが全然違いました。
心を無にして、ひたすら糸目を探してほどきます……
ようやく外れました。
ここまで来たら、あとは縫い合わせるだけです。
ネイビーの糸がなかったので、黒で代用します。
縫ってしまえば生地に馴染むので、気になりませんでした。
襟を外した後の、台襟の開いている部分を、まつり縫いで縫っていきます。
手縫いなので、洗濯でほどけてしまわないように、細かい針目で進めます。
半分くらいまできました。
あともう少し。
反対側の端までしっかり縫い合わせたら、糸の処理をして終了。
さっそく着てみましたが、やっぱりバンドカラーのほうが自分ではしっくりきます。
取り掛かるまではちょっと迷ったけれど、良かったです。
これで、お気に入りのバンドカラーシャツがまた1枚増えました。
これから涼しい季節なので、下に白やボーダーの長Tシャツなどを合わせていこうと思います。