シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

いまここ、が「置かれた場所」

こうしてパソコンに向かうのは2週間ぶりくらい。

先週は母のところに帰省し、戻ってきてからは細かい用事を済ませているうちに数日過ぎてしまった。

時間の流れが早い、ほんとうに。

スキマ時間にブログを書けないことはなかったけれど、ちょっと疲れていたのか書くパワーが出てこなかった。

パソコンを開いて読者登録しているブログに目を通し、その後自分のブログを開くのがいつものパターンなのだけど、最近は「読む」だけでなんだか満足して、そっとパソコンを閉じる日が続いていた。

登録している中でも特に心待ちにしているブログが3つほどあって、どこのどなたかも存じあげないけれど、毎回楽しみにして読んでいる。

明るい気持ちになったり、なんとなく癒されたり、共感したり、心の中でエールを送ったり。

 

昨日、カード会社から近況確認のお知らせが届いていた。

確認事項のトップに「お客様は現在『主婦』となっておりますが、お間違えないでしょうか」と大文字の赤字で強調されていて、なんとも微妙な気持ちになった。

新卒からずっと何かしらの仕事には就いていたけれど、母の遠距離介護が始まってからの肩書は「主婦」だ。

カード会社の意図は別として、なんとなく責められているように感じるのは、自分に卑下する気持ちがあるからだろう。

 

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このご時世、専業主婦がまわりからどのように思われているかは分かっている。

若い頃は自分なりの理想というか、ふわっとした人生設計があって、仕事はずっと続けていきたいと思っていた。

実際、私の友人達は子育てしながら仕事も続けていて、たまに集まっても無職なのは私1人だ。

スマホには連日のように派遣会社からパート情報等が流れてきて、日課のようにひととおり目を通すけれど、今の私の状況で就業できる案件はない。

みな何かしら事情がある。

仕事に限らず、人には人の数だけ事情がある。

「置かれた場所で咲きなさい」という渡辺和子さんの言葉があるけれど、今はこの状況が私の置かれた場所だと思って、やるべきことをやるしかない。

 

長い年表の「いまここ」では主婦だけれど、この先はどうなっているかわからないし、「主婦の頃が懐かしいー」とか言いながら働いているかもしれない。

私が何か願い事をする時は「家族が笑顔で過ごせますように」一択なのだけれど、そのために自分ができることは無限にあるのだし。