夫が出張で留守なので、1人のんびりと過ごしている。
どうしてだか無性に読みたくなり、手元になかったのでAmazonで取り寄せた。(前の本は、お風呂の中で繰り返し読んでボロボロになり処分した)
江國香織は、小説もエッセイも持っている。
忘れた頃にふと思い出して読みたくなる中毒性があって、「落下する夕方」「ホリーガーデン」「薔薇の木 琵琶の木 檸檬の木」の3冊が特に好き。
夕方コンビニに行き、パスタにしようか温玉ビビンバにしようか散々迷ったものの糖質が気になり、キャベツの千切り袋とルイボスティー、バナナ、明日の朝用のソイジョイ、プリンを購入。
千切りキャベツに昨晩の残りの麻婆豆腐(パクチーの刻んだやつをたっぷり入れた)をかけ、お酢もまわしかける。
見た目はあんまりだったけれど、味は美味しかった。
罪悪感なくお腹一杯食べられたし。
夫がいる時は缶ビールやチューハイを飲むけれど、1人の時は欲しいと思わない。
夫と違い、私は飲んべえじゃないのだ。
録画していた「虎に翼」を観ていたら、母から電話がかかってきた。
19時40分。
こんな時間にかかってくる時は、母の中で何かしらの混乱がある時だ。
想像どおり「お母さん、なんか聞こうと思ったことがあったんだけど……」と困惑した声を出している。
「しなくちゃいけないこと、あったと思うけど」
自分でもそれがなんなのか説明できないことに、焦りと苛立ちを滲ませている。
母にはこういうことがよくある。
うたた寝をしていて目覚めた時、夢と現実がごちゃごちゃになって混乱し、心細くなって電話をかけてくる。
何も心配いらないことを伝え、眠くなったら早めに寝室に行くように伝えて電話を切った。
5分後、また電話が鳴る。
先程会話したばかりだけど、その記憶はないらしい。
「どうしたんだろう?」と思いながらもさっきと同じ会話を繰り返し、母も納得したところで電話を切った。
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5分後、今度はビデオ電話でかかってきた。
(母のスマホの画面に私の写真のアイコンを2つ置いている。電話用とビデオ電話用。アイコンを押すだけで私につながるように設定してある)
ビデオに映る母の様子を見て、納得。
夕方になっても電気をつけていなかったらしく、部屋の中が真っ暗になっている。
聞くとテレビも消してしまっているらしい。
うたた寝から目覚めたら真っ暗闇の中で、寝ぼけているのも相まって不穏になったのだろう。
さっきの電話の後に見守りカメラで確認するべきだったのに、「虎に翼」に夢中になっていて、気がまわらなくなっていた自分を反省。
戸惑うような母の行動にも、必ず理由があることを改めて認識する。
とりあえず部屋の電気とテレビの電源を入れてもらい、冷蔵庫から母の野菜ジュースを出してもらう。
明るくなった部屋でジュースを飲み、顔をみながら会話していたら、母もようやく落ち着いたようだ。
母を元気づけようと笑顔で話しかけていたら「〇〇さんは、いつも明るいわね」と言われた。
それでいい。
認知症の母には、笑顔で接することが大切だ。
4回目の電話は、かかってこなかった。
これからは、部屋の電気とテレビがちゃんとついているかも確認しないと。
見守りカメラで母の様子をみながら「虎に翼」「アンメット」を視聴し、それからこのブログを書いている。
途中、夫から「おやすみ」メッセージがきた。
昔、伯父が出張中に部屋で倒れ、同行していた同僚が見つけてくれたおかげで一命をとりとめたことがあった。
お互い1人の時は何があるかわからないので、「おはよう」と「おやすみ」のメールだけは忘れないよう夫と約束している。
ビデオを観ながら文章を打っていたら、とっくに日付が変わっていて驚いた。
1人だと、ついつい夜更かししてしまう。
夜ご飯が早かったのでお腹が空いたけど、これはもう食べていい時間じゃないよね。
バナナを半分だけ食べて、歯磨きしようかな。
遅くなったので、今日の記録はこの辺で。