シン・母 遠距離介護日記+

遠方にいる認知症の母の備忘録を中心に、日常のあれやこれやを書いています。

久しぶりの更新

ずいぶん久しぶりの更新(ちょうど一か月ぶり)になってしまった。

実家には、2度帰省した。

最近、自宅と実家の遠距離移動が、地味~に心身にこたえる。

遠距離介護が始まって3年、キャリーバッグを抱えて階段を昇り降りしたり、駅の人混みの中を歩いたり、正直「疲れたなぁ……」と感じることが多い。

母の認知症が進行するにつれて、帰省する間隔がどんどん短くなってきていることもあるかもしれない。

最近は、自宅2週間~実家に1週間から10日~自宅2週間~、といったサイクルで動いている。

自宅にいる間の2週間にいろいろ雑務をすませているうちに、あっという間にまた帰省の前日になってしまったりする。

無職で夫と2人だけの生活なので、身軽で恵まれた身なのは自覚してるし、感謝もしているけれど、それでも疲れてしまう。

「何もしていないのに時間だけ過ぎていく」と感じているから、余計に疲れるのかもしれない。

何もしていないのに疲れてしまう自分が情けなく思うけれど、それが自分のキャパなら受け止めるしかない。

夫との日常に馴染んだ頃にまた帰省の準備をするのは億劫だし、心地よい場所から離れることに後ろ髪を引かれることも多い。

「後ろ髪を引かれる」というなら、実家を後にする時だって毎回感じるのだから、どちらに居ても同じような感情がわき起こるのだけれど。

認知症になってからの母はどんどん小さな子どものようになっていて、まぁなんというか、面倒に感じることも多いけれど、機嫌よくニコニコしていると本当にかわいらしいのだ。

母親を残して自宅に戻る時は、毎回こちらも胸が痛くなってしまう。

 

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私の心身が元気で体力が持つ間に、母をきちんと看取れるといいけれど。

最近は、早くに亡くなった父の遺影の前で『お父さん、頃合をみて、お母さんをちゃんと迎えにきてね』とお願いしてしまう。

母が1人で老いていくのは父が亡くなった時点で分かっていたことだし、分かっていながら遠くに離れることを決めたのは自分だし、母も(寂しかっただろうけど)納得してくれていた。

この状況はあらかじめ予想できたことなのだから、自業自得だし仕方がない。

母が認知症になる、ということはかなり想定外だったけれど。

あとどのくらいこの生活が続くかな。

とりあえず、自分の気力・体力が最後まで持ちますように。